総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
内にたぎる熱、明敏な頭脳と才能を持った人。
74画の人生は、迷い多きものとなるでしょう。
人生は選択の連続です。
74画は、その人生の岐路で道を誤り、迷い込み、行き場を失った失意の姿を表しています。
アウトロー
74画は、常にやり場のない負の感情に苛まれています。
明晰な頭脳や才能を持ちながら、思うようにならない状況に、鬱積した思いを悪心へと傾けるのです。
やがては、秩序を守らない、無責任な人格が形成されてしまうでしょう。
人に嫌われやすい74画の人生には、裏切りや誘惑、苦労や絶望、不遇や孤独といった現象が起こってきます。
愛情を求めながらも得られず、才知は生かせず、行き詰まり、苦しみながらも奮起しないため、幸福や安定とは縁遠く、行くべき道を見つけることも困難となるのです。
無為徒食
何の目的ももたず、真剣にならず、ただ漫然と暮らす。
それは、自らを毒で侵していることと同じです。
毒を食らい、腐敗した精神に宿るものは、不平不満や貪欲や怠惰です。
74画の迷路という凶運は、自ら紡いだ悪しき習慣の結果であることを知りましょう。
心の奥に宿る潜在意識は、習慣の座です。
そして潜在意識こそが、真の目的や幸福を引き寄せる、神が全ての人に与えた宝です。
良からぬ習慣に狎(なれ)るべからず
74画は、直ちに悪しき習慣を変えねばなりません。
変えねば、何も変わらないどころか、一生迷路から抜け出ることはないでしょう。
一生不幸ということです。
幸福と不幸は紙一重です。
心の持ちよう、考え方次第で、不幸は幸福への入り口となります。
愚痴を言わず、いたずらに嘆かず、人や世の中や時代を責める前に、自らを省みる。
そういう自分は、人に、世の中に、時代に、どれほど役に立っているか。
どの様な信念を持ち、日々精進しているか。
74画の魂は、奉仕の心、犠牲の心を宿しています。
魂の声に耳を傾ければ、自ずから、真に進む道は見えてくるはずです。
長期スパンで物事を考えましょう。
すぐに結果を求めず、努力修養を重ねることで、現状は打開できるのです。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。