総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
溢れる鋭気を放ち、時代を先取りするインスピレーション能力、独創的な思考をもって若くして独立、成功を掴む34画。
この素晴らしく個性あふれる数意が、凶数の不遇運とされるのは、「早成」という自然の法則に反する運の流れが、大凶受難を引き起こすからです。
宇宙の創始者は、何十億年という気の遠くなる時間をかけて、高等動物の中で一番最後に、最も優秀な「人」を創りました。
よって、人も、人の人生も、晩成することが自然の理であり、逆に、早成するということは、不自然で無理があり、危うさをはらんでくるのです。
敏腕家
34画の人たちは、落ち着いた外見でありながら、強い意思と決断力、向上心をもっています。
また大変な勉強家で、どのような人や物事にもうまく対処します。
義理人情に篤く、石橋を叩いて渡る堅実派。
そんな34画に訪れる暗雲は、人生の後期に漂いはじめます。
早世という不自然さが招く凶運は、一つの火種が大炎上となるような、一度躓くと次々にトラブルに見舞われる、大凶受難、破壊滅亡を運んできます。
とるに足らないと思っていたことが命取りとなったり、過去の出来事が明るみにでたりして、悪あがきすればするほど悪い方へと転がり落ちていきます。
こうなると、いかなる努力も報われず、精神的にも休まらず、見栄も自信も過去の栄光も全て消え去ります。
そうして34画は、隠された本当の自分の姿と向き合うことになるのです。
強い自我をもつ34画は、人との調和を図ることが苦手です。
短気で自分勝手な言動態度がでやすく、人から嫌われ孤立することも多いでしょう。
34画の不遇運はこの調和を欠くところから生まれてきます。
勝って兜の緒を締めよ
独創性という最大の武器をもって早くに成功を収め、社会に台頭する34画が気を付けたいのは、その後です。
持ち前の慎重さを生かし、事業、仕事の拡張に気を配り、
特に、常日頃から人に優しく接するよう心がけ、協調性をもつことが、吉へと転じる道となります。
また、転落の目に遭ったとしても、それはハングリー精神で乗り越えられるもの。
春の訪れを待ち、エネルギーを蓄える間は自己反省の時です。
人と和することの大切さを知り、人の意見に耳を傾け、自分以外の人や物事のために尽くすことで、本来の自分の成すべき道で、再び返り咲くことでしょう。
34画が心に留め置くことは、協調性。自分勝手を慎むことです。
地位、名誉、財産は34画の火種を消すことで守られるのです。
姓名判断において、数は吉数と凶数に分けられます。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。