2つの武器を授ける救世主
過去と比べない、周りと比べない(絶望からの復活 極意②)
これは絶望の淵にある人が守るべき鉄則です。
ですが、例外があります。
それは、
あなたより先に、あなたよりもひどい目にあった絶望者たちです。
自分より不幸な人は世の中にごまんといることを知りましょう。
流石は苦娑婆、容赦ないと改めて思うはずです。
あなたと同じ状況、もしくはもっとひどい苦境に立たされた絶望先駆者たち。
その人たちを目の当たりにし、その人たちと自分を比べれば、
今おかれている苦境や不幸な出来事は、まだ軽かったのだ、とうことをあなたは知るでしょう。
そしてあなたは気付くのです。
世界中の不幸を一人で背負っていると思っていた、
あなたの絶望的な状況の中にも、何かしらの救いがあったことを。
あなたより先に、人生のクソを踏んでしまった先人たちは、
友人かもしれないし、芸能人かもしれないし、歴史上の人物かもしれません。
または、人づてに聞いた、全く見ず知らずの人、赤の他人かもしれません。
どんな人であれ、自分よりも辛い状況の絶望先駆者の方々に、
敬意を払い、感謝しましょう。
あなたは、その人たちのおかげで、心の重荷を少しでも下ろせたのですから。
彼らはその地獄ともいえる経験を以ってして、
今まさに絶望の中にいる我々を救ってくれているのです。
その凄まじい絶望を乗り越えた先駆者たちは、お前の不幸などまだまだ軽いと微笑みながら、私たちに自ら這い上がる勇気を授けてくれます。
孤軍奮闘する今の絶望者たちにとって、これほどの救いと教えはないでしょう。
自力で闘う勇気は、復活への原動力です。
襲い掛かってくる不幸に真っ向から対峙し、奮闘すれば、
あなたの精神や魂は磨かれ、あなたは更に強く大きくなり、
救われたことに対する感謝の想いは、必ずや幸福への扉を開きます。
勇気と感謝
絶望からの復活に、最も大切な二つの武器を授けてくれる絶望先駆者たち。
それはまさに救世主です。
絶望先駆者たちを知り、自分だけが不幸であるという思い込みの箍が外れれば、失ったものを数えることをしなくなります。
私にはまだ、
目がある。
足がある。
考える力がある。
そうやって、今あるものに目を向けられるようになるのです。
かつては、あって当たり前だったものに感謝するようになり、
その感謝は感謝を呼び、良い気が巡り始め、人生は好転し始めます。
失ったものを数えることをやめ、残されたものを最大限に活かし、
今何が出来るかを真剣に考えましょう。
前向きに乗り越えようとする気持ちが湧き起これば、
今まであなたを覆っていた暗く陰鬱とした負の重い気は、
消えていきます。
あなたを取り巻く気は、もう絶望者の持つそれではありません。
まるであなたを守る守護霊のように、その明るい気(エネルギー)が、苦境を乗り越える手助けをしてくれるのです。
不平不満が消え、感謝というプラスの気に包まれれば
もう復活の兆しです。
マイナスの気を消すのは感謝の念に他なりません。
何故なら、感謝は愛と調和というプラスの気、神(宇宙)の気だからです。
マイナスの気が消えれば、ひらめきとして天からのメッセージを受け取れるようになります。
そこにあなたの進むべき幸福への道があるのです。
苦境を乗り越え、いい経験だったと思える時は必ず来ます。
のほほんと暮らす他人が経験しないであろうあなたの絶望は、
後に必ずあなたの財産となるのです。
そう思うえる日は必ず来ます。
その時、既にあなたは復活を遂げていて、飛躍への道を突き進んでいるのです。
勇気と感謝という矛と盾を持ち、絶望と闘ったあなたは、
やがて後に続く人生のクソを踏む人々の英雄となり、
その新たな絶望者たちを救うでしょう。
大丈夫。
乗り越えられないクソ(課題)などありません。
さあ、挙手をして敬礼してください。
「絶望と闘った先人たちに感謝する」