総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
人を思いやり受け入れる優しさと大らかさ、義理を大切にする人情の人。
純粋な魂を持つ、人の良いかの人たちは、正義を重んじる心の美しい人たちです。
そんな66画の人生の流れは、行き詰まりを表す窮迫という凶運に支配されています。
特に金銭面で困ることが多いでしょう。
進むことも引くこともできないような身動きのできない状態に追いやられ、苦悩の末に病魔を呼び寄せてしまう、
苦悩、病難の象意です。
行き過ぎた親切心、例えば簡単に金銭を貸したり、人を簡単に信用し、儲け話にのったりして、トラブルを招くことも多いでしょう。
66画の凶運は、いわば、自らの浅はかな行いが引き寄せている、といっても過言ではありません。
66画の人たちは、自らリスクを選んでしまう傾向があります。
安全ではない危険な道。
なぜなら、そこに66画の理想があり、可能性を感じるからです。
それは、決して間違っているとはいえません。
魂が選んでいるのです。
ただし、そこに偽善や迷い、義務や矛盾が潜んでいるならば、その末路は悲惨なものとなるでしょう。
見定めることが大切です。
情けは人の為ならず
人生に訪れる障害、不幸な出来事の多くは、66画の持つ優しさが元となっています。
情けが仇となってしまうのも、手を差し出す前に本当に相手のためになるのかを、しっかりと考慮していないからです。
66画の人を思いやる優しさは宝です。
それを生かすも殺すも、自分次第。
正義という崇高な精神を守り、凶運を避けるには、強い理性と意志をもち、自分自身の甘えを排して、自己を律することが必要です。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。