総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
大器晩成
小さな木がやがて大木となるように、ゆっくりと、がしかし、確実に成長し、成果を出す泰然とした人たち。
51画は、穏やかで大人しく、とても真面目です。
大躍進や急成長とは無縁であり、慎重に無理をせず、こつこつと努力を重ね、間違いなく進む人。
その性格も誠実で、人と争うことをせず、相手を包み込み説得するような徳を備えています。
51画の日々重ねた年輪は、大きく太い幹を創り、不屈の精神を築き上げるのです。
落ち着きのある51画の周りには、自然と人が集まり、その中でリーダー的な役目をする人も多いでしょう。
51画は、長男の役目を担う人たちでもあり、幼き頃より統率力を育んでいます。
日々積み上げてきた信用は、豊な財産や安定した幸福な人生を形作ることでしょう。
そんな51画に与えられた吉運は、一成一衰を表す明暗運。
着実な成功運を持ちながら、そこに落とされる影は、天性の性質に背くことにより生まれてくるのです。
高望みは禁物
独自で立つことのできる51画は、その内側に頑固で強情、自己中心的な一面を持っています。
自己を過信し、無理に進めば、波瀾をその人生に招くでしょう。
51画は、雨の日も風の日も悠然とありて、大器晩成という自然の理に沿うべきなのです。
いたずらに枝葉を伸ばさず、根を深く養い、幹を逞しく育てること。
健やかに、堂々と自然に栄える生命の体現者としての役目を忘れてはいけません。
元々の気質を生かして進むことが、自身の成長とともに、運気を高めることになるでしょう。
夢を叶える大きなチャンスは、その気に乗って巡ってきます。
それまでは、高望みは避け、日々精進することが、晩年の不遇という闇を避けることとなるのです。
51画は、真面目な気質を生かして教育者や指導者、コンサルタント、
また、独立精神や人柄の良さを生かして、事業や商売なども向いています。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。