総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
多くを語らない物静かな印象の裏にある、激しく大胆な一面。
熱しやすく冷めやすく、出逢いと別れを繰り返す。
40画は、波瀾という運気変転の多さ、不慮の災難や不和を招きやすい人生を表しています。
10の不遇、20の災厄、30の浮沈と同じく
同系列の40画も、全てを無に帰す離合集散といった極端数0の凶運に支配されています。
抜きん出た智謀
40画は、基本的に大人しく、無口です。
誠実で、辛抱強く、社会への適応力もありますが、心根は暗く、他人に本心を見せません。
自分一人の考えで行動するため、周りを振り回すこともあるでしょう。
というのも、40画は直観力、智謀に長けた人たちで、何ごとも人に尋ねることをせず、思い切った決断も恐れることがありません。
いざ憂き目に遭おうとも、開き直って対峙する胆の強さをもっています。
40画は元が根暗ために、その人生に現われる浮沈暗雲を受け入れやすく、逆境を興奮剤とするところがあるのです。
不遜
そんな40画の凶運は、自身の才覚に溺れることが発端となり、巨大化します。
かの人たちは、人に対してへりくだることができません。
自分の力を強く信じていて、主導権を握ろうとするため、人の話やアドバイスに耳を傾けません。
傲慢で、自分勝手で生意気な態度は、必ずと言っていいほど人からの不興を買うでしょう。
度重なる人の悪気は大きな渦となり、その人生に波瀾を巻き起こすのです。
自分自身を信じる強さ、抜群の智謀才能は、成功や財産欲を強く持つ40画を発展させる重要なスキルです。
また、40画の内にたぎる激しさは、強運を引き寄せる一つの才能でもあります。
そんな強運を自ら凶運に変えているのが、2重の人格として現れる、人から嫌われる人柄です。
偉そうな人格は、孤独を招き、成功の妨げにしかなりません。
人に対して上から目線にならず、人を見下さず、人の言動を思慮深く見つめ、人との協調性を心がけることが大切です。
一切衆生、悉有仏性
自分だけが特別であるなどと思わない事です。
人を見下すということは、自分を見下していることと同じです。
それを思い知らされるための、凶運なのです。
また、40画は他の0系統と同じく、ギャンブルに依存するきらいがあります。
一転集中の力は目を見張るものがあり、時に周りを驚かせるような大胆なことをしでかします。
これも40画の浮沈、孤独の運を招く要因の一つです。
40画の才知、力や向上心はギャンブルや賭博のような刹那的な快楽に使われるべきものではありません。
高貴な目標を定め、言動に注意して和をもって進めば、本来は努力の人ですから、
必ず、成功の運を掴むでしょう。
金融関係や商社、投資家、将棋の棋士など、またはスポーツの分野でも活躍できます。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。