総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
49画は、知恵や想像力、行動力に長けた頭の良い人たちです。
優れた頭脳と芸術的才能、運動能力は、磨けば、必ず輝きます。
何ごとにもこだわらない柔軟な考え方やひらめきといった直観力を活かしてチャンスを掴む人。
ひらめきや勘も鋭く、能力を発揮して、人生半ばには既に、創業者や商売、独立事業家として財を成す人たちも多いでしょう。
吉凶、盛衰、表裏をなす
49画の象意は、上流から下流へとスムーズに水が流れるが如くに、幸運の波に乗り、成功と飛躍の頂点に達し、
が、一転して物事が悪い方向へ流されていくような、変転の凶運を表しています。
大河が氾濫を起こすよう、襲い掛かる困難は、特に晩年、それは家庭面や金銭面の苦労として表れやすくなるでしょう。
というのも、自然界の法則は、大器晩成という形をとりますが、早世はそれに反するため、どこかで調整を余儀なくされるのです。
49画の、成功、発展のキーマンとなるのが、年長者です。
年長者の援助や引き立てを得ることは、強運を授かることと同じこと。
目的に向かって、精進する努力の姿勢、謙虚な心をこころがけましょう。
特に、若い頃のご縁が、凶運を乗り越える助けとなります。
また、49画は、金銭面での苦労の暗示があるため、貯蓄をしておくことも大切です。
いざという時に、大難を小難にするのは、自身の努力の証でもあるお金なのです。
飽き性
49画は、気弱さや、移り気という性質をもっています。
せっかくの才能、能力も生かさなければ、ただただ、人生の波に翻弄されるだけの運命を歩むことになるでしょう。
天から賦与された才能を活かしてこそ、凶運を退ける運命を作り上げていけるものです。
49画の、凶運が及ぼす現象は、自身の失敗が元凶となります。
早いうちに成功すれば、修練を欠きやすくなるでしょう。
そこに49画の落とし穴があります。
利業を選ばず徳業を選ぶ
日頃からの、人の助けや救いとなる行いが49画の窮地を救い、退けます。
人を助ける仕事を選ぶことで吉に転じるといえるでしょう。
49画は、才能を生かして芸術家、芸能関係、デザイナーなどのクリエイティブな分野や、
運動能力を開花させ、スポーツ選手なども向いています。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。