総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
人から離れるという2の性質と、全てが無に帰す0が組み合わさる20は、特に人間関係においてのトラブルが多いでしょう。
病弱短命、破財凶禍、20画の数意は、ツキのない運勢を暗示するかのようです。
20は、10と同じく、何ごとにも極端で、小心者のようで大胆でもあり、無口かと思えば、饒舌であったりといった2面性をもっています。
これが、仕事や人間関係に禍をもたらす原因ともなるのです。
生来の努力家でありながら、真面目に働いていたかと思えば、突如ほっぽり出してしまったり、ギャンブルなどのにのめり込んだりして、せっかくの苦労が水の泡と化してしまうのです。
離合集散を表す20画は、こうして、こつこつ積み上げてきたものを破壊するという凶意の流れに乗ってしまいます。
結婚や、家庭に縁が薄い人も多いでしょう。
温和にして頑固な20画は、黙々と働き蓄財に励むことのできる努力家です。
20画の凶運の流れを変えるには、この20画の努力の吉意を生かすことが大切です。
人生の流れがたとえ劣勢であったとしても、逃げずに乗り越えることができるのは、20画の勤勉さがあればこそなのです。
20画は、生まれながらにして感覚が鋭く、勤勉で、勝負運の強さをもっています。
一か八かの賭博の勝負ではなく、積み重ねた努力が仕掛ける勝負は、必ずや20画の破壊の流れを変えるでしょう。
人生における災厄という名の戦いは、苦戦を強いられるほどに、勝利の喜びを大きくし、真の豊かさを教えてくれるものです。
20画は、勝負の世界に身を置くことで輝きを放つ人たちです。
人間関係においては、対立を避けながら短気を抑えることが大切です。
姓名判断において、数は吉数と凶数に分けられます。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。