総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
69画は、頭もよく知識も多く、直観力や空想力に優れています。
が、その人生は、障害、困難多く、不安や動揺に支配される凶運の流れを表します。
つかの間の幸福と多岐にわたる不幸。
病難、災難、事故、失敗の悪運に愛されたといってもいいような人生を歩む人も多いでしょう。
論争
69画の凶運に表れがちなのが、人と言い争うことです。
普通なら収まるところが収まらず、法に関わる問題にまで発展することもあるでしょう。
69画は、不運に嘆く前に、不幸の本質を見抜かねばなりません。
他責
69画は、悪運を引き寄せる癖を直さなければなりません。
人生に起こる苦難に、人は先ず、自分ではない他者や状況に責任を求めるものです。
ですが、自分の人生に起こる幸も不幸も、突き詰めれば原因は自分にあると気づくでしょう。
まず、自己に責任を置き、自ら省みれば、不満や怒りといった負の感情は消えていきます。
自己反省によって新たに生み出されるものは、向上心です。
そこに、陰鬱な気は微塵もなく、上を向く光の気で魂は覆われるのです。
運は、気が運ぶもの。
悪運を逆手にとって、学びとし、その才知、才能を、聖なる目的の為に生かしていく、という前向きな思考をすることで、良い気は廻ってくるものです。
道理に沿った信念を持てば、襲い掛かる不運に動揺することはなくなるでしょう。
もともと強い意思、我慢強さ、行動力を持った人たちです。
不幸な想像は不幸な創造となり、現実に不幸を製造してしまいます。
全ては、自分の思考から始まっているということを知り、真なる善なる美なる想像をしてください。
豊かな想像力は、69画の悪運を避けるために、不幸を乗り越えるために授かった武器であることを忘れてはいけません。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。