総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
内実凶の如し
72画は、理想が高く、華やかで、幸せなオーラを発散する人たちです。
が、実は、その外見とは裏腹に、内面は明暗が入り混じり、人生全般に安定さを欠いています。
物質社会の目に見える幸せに重きを置き、実力以上に自分を良く見せたがる72画は、精神的に不安定になりがちなのです。
あの人のほうが美しいと、太陽を妬む月のように、心の底は陰鬱とした気に満ちています。
見せかけの器には、見せかけの幸せが入るもの。
72画の人生に起こる災難や人間関係のトラブルや、精神的な悩みは、自らの怖れが引き寄せるといってもいいでしょう。
虚栄や嫉妬は、確固たる自信を持たないことの裏返しです。
故に外見を飾る。
それは、人間が人間たる所以、精神や心を自ら貶めている無駄な行いなのです。
人生に起こる災難トラブルの多くは、自分自身の行いを悔い改めさせるために起こるものです。
自分以外の人や運のせいにすれば、再び嫌な出来事は繰り返されることでしょう。
人の内面は顔に表れ出ます。
心を養えば、形相が変わり、運も高まるのです。
この物質界に不変なるものなどありはしません。
人は魂の存在であり、真の幸せは外ではなく内にあるものです。
他者ではなく、自分にあるのです。
持つべきプライドは、外に向けるものではなく、内にある志や信念。
自分を高めること、精神性を高めることは、真の器を創り上げるでしょう。
そこに入るものは、真の幸せです。
72画の蔵は、豊かな真の財産を蓄えることでしょう。
そのときすでに、凶運は退き、本物の輝きを纏う人となっているはずです。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。