総画とは、姓と名を合計した数です。
その人の総合的な運勢を表し、精神や肉体、家庭、仕事など、全てを支配し、影響を与えます。
姓名判断の基本5格(天格、人格、地格、外格、総画)の内、最も影響力のある画数です。
36画の気質は、一言でいえば親分肌です。
困っている人を放っておけず、自ら体を張って助けようとする狭義心に溢れています。
人を愛するが故の協調性と親切心は、人からの信頼を集め、リーダーとして望まれることも多いでしょう。
また、頭もよく、直観力に優れ、発明や考案の才に長けています。
ですが、この数の本質は、凶。
様々な浮沈の象意を表し、トラブルや思わぬ不幸事を招きやすい運勢をもっています。
侠情波乱
36画は、英雄気質の裏側に、わがままで神経質な面を持っています。
細かなことに目がいき、イライラしがちで、短気です。
先見の明に富んでいるにもかかわらず、思慮深さに欠け、よく考えずに感情のままに行動します。
この向こう見ずな性質が、一つの失敗から次々に負の状況を引き寄せてしまうのです。
36画の理想とする器の大きな自己像、それとかけ離れた幼い本質は内外に苦しみを生み出すことでしょう。
人の頼みを断れず、人に振り回され、果ては大波にのまれるが如く、運命に振り回されてしまうのです。
36画の思いがけない不幸やトラブルは、その気質が裏目に出て、波乱という結果を招く傾向にあります。
36画の人たちは、情に篤く優しい人たちです。
人のために尽力することに喜びを感じ、時に救世主のような役目を選ぼうとするでしょう。
正義感や自己犠牲の精神といった36画特有の崇高な精神。
それが美しければ美しいほど、人間の弱さや狡さ、裏切りや偽りといった悪徳を目の当たりにして深手を負うのです
そんな36画の凶運を避けるには、誰彼構わず、手を差し伸べないことです。
人に対して同情する情緒的な自分を愛している36画は、困った人を見れば、ここに正義ありと深く考えずに行動してしまったり、他人の無情ともとれる言動を許容できす、自分の正義感を押しつたりします。
人には人それぞれの学びがあります。
その人にとって今本当に助けが必要なのか、その人の学びを邪魔することにならないのか、
情に流されず、賢く見極めることが大切です。
また、自分には自分の正義があるように、他人には他人の正義があります。
どのような心理、意図があるのか、感情を脇にやり、冷静に判断するように心がけましょう。
とはいえ、触らぬ神に祟りなしでは、せっかくの36画の美しい精神性は磨かれず、人望も得られず、魂の使命を果たすことはできません。
36画の人たちは、様々な出来事を総合的に分析し、的確な結論を導く頭脳を天より賦与された人たちです。
それを正しく使い、共感という形で人に寄り添い、人を導くことが、本当の意味での救済者となり、36画の凶を吉に転じる道となるでしょう。
天知る、地知る、人知る
36画の愛ある美しい行いは、その時報われずとも、誰かがちゃんと見ています。
例え人生の波にのまれようとも、前向きにその高い精神に見合った器を作り上げてください。
元より、自立心旺盛で努力家の36画です。
人を思いやる優しさはそのままに、楽観思考をもって、山あり谷あり、成功と失敗が隣り合わせの英雄的人生を前向きに進むことで、凶運は消え、運気は向上していきます。
36画は、人から頼りにされ、感謝される仕事に導かれています。
教育者や指導者、独立起業、弁護士などでも活躍できるでしょう。
姓名判断において、数は吉数と凶数に分けられます。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、その裏にある才を活かし、凶運によって与えられた新しい局面を、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。