人を変えようとすることは、骨折り損のくたびれ儲けである
他人にイラッとさせられることは誰にでもあることです。
何度も、相手の顔や態度を思い出し、人はイライラを募らせます。
やめましょう。
時間の無駄です。
構えば構うほどイライラするだけです。
なぜ人は、嫌な気分を引きずってまで、イライラする人や出来事に構うのでしょうか。
それは、相手が自分の思うとおりにならないからです。
自分の頭の中で、相手を自分に都合よく変えようと、作戦を練っているからなのです。
例
あいつがまた遅刻をした(イラッ)
↓
謝りもしない(イライラ)
↓
どういって注意しようか(イライラ×2)
↓
謝らないのは非常識だ(イライラ×3)
↓
もういやだ(イライラ×MAX)
やめましょう。やめましょう。
どんな理由であれ、あなたは、変わるはずのない他人を変えようとして、ただの他人だった人を、嫌いな人にまでレベルアップさせたのです。
もはやどうしようもありません。
あなたは戦法を変えなければなりません。
嫌いな人対処法
それは、縁切り です。
本来、嫌いな人に構う義理などないのです。
好きになる必要も全くありません。
あなたがやることは、嫌いな人と心の中で縁を切ることです。
とはいえ、あなたは常識のある大人です。
表面的には普通を装ってください。
我慢して笑顔をつくる必要は、ありません。
ただ、クールに対応してください。
にらんだり、口調を荒げたり、無視したり、という子供じみた真似はやめましょう。
縁を切れば、注意したり、批判したり、従わせようとする必要もなくなります。
それをしようとするから、嫌な人のことをいつまでも考え続け、嫌な気持ちを引きずるのです。
人を変えようとすることは、「骨折り損のくたびれ儲け」だということを知りましょう。
人を変えることができるのは、愛だけです。
事実、嫌いな人も愛を以ってすれば、友人に変えることができます。
ですが、今、あなたは嫌いな人に愛を与えられますか?
二つ返事でNOなら、あなたがやることは、
相手が何をしようとも、好きにさせておけばいいということです。
もはや縁を切ったのですから、何の情も持たなくていいのです。
情をもって非難する必要もありません。
上司だろうが部下だろうが、夫だろうが妻だろうが、親だろうが息子だろうが、ママ友だろうがジジ友だろうが、関係ありません。
あなたが他人について、イライラするのは、情があるからです。
情があるから、自分が望むような人でいてほしいのです。
縁を切ったなら、もうそれは望めません。
相手が嫌味を言っても、あなたの常識から逸脱していたとしても、あなたはその面倒くさい相手から、すっと離れてください。
思い出してください。
あなたは神の分け御霊であることを。
森羅万象全てが一つの宇宙(神)の中にあり、あなたも嫌いな人も気(エネルギー)で繫がっていることを。
人類皆兄弟、一つであることを。
あなたが嫌な感情を抱けば、その感情が強ければ強いほど、負のエネルギーとなり、あなたに負の現象として返ってきます。
だって、一つなのですから。
あなたが生み出したエネルギーは、嫌いな人に向けたものであっても、あなたのものです。
更に大きくなってあなたに返ってきます。
今いる目の前の嫌な人も、かつてあなたが生み出した負のエネルギーの産物です。
これ以上、次から次へと負の産物を創り出して、あなたは身が持つのでしょうか?
そうならないように縁をきるのです。
嫌な感情を抱き続け、負のエネルギーを放射するよりマシですから。
創り出すなら良い物を創り出してください。
好きなものや楽しいことや、喜びを伴なうもの。
そういうプラスの感情(エネルギー)が湧くように、今から、神の子の信号に従い、思考に重きを置いてください。
嫌いな人を避け、好きなことや願望に目を向けるのです。
私にはやるべきことがある。
そう秘かに呟き、あなたは、あなたの人生の目的を果たす努力を黙々とするのです。
あなたの人生の目的とは、真の幸せであり、願望を叶えることです。
思考をそちらに向ける努力をしてください。
嫌いな人と縁を切れば、嫌いな人が何をしようが、気にならないはずです。
それは、裏からみれば、嫌いな人に自由を与えてやったということです。
あなたが手に入れるのは自由と解放
この世には、神の法則が敷かれています。
あなたが与えたものは、あなたに必ず返ってきます。
自由を与えたのだから、あなたには自由がもたらされます。
嫌いな人から開放されるのです。
その幸せを感じてください。
覚えていてください。
嫌いな人も、最初はただの他人だったのです。
あなたが最初に、思考の仕方を間違ってしまったために、「嫌いな人」にまで格上げされたのです。
これ以上、嫌いな人を製造するのはもうやめましょう。