姓名判断は、1~9の数字を基本としています。
基本の数の組み合わせには、81の意味があり、性格、才能資質、人生の流れを暗示しています。
数意は、吉と凶に分けられますが、それは修行の形を表しているにすぎないため、例え凶であったとしても悲観するものではありません。
落ち着いた外見の4画は、見返りを求めず人に尽くす美しい心を持つ人たちです。
頭の回転が速く、人よりも先を行くような独創性をもち、高い自尊心を秘めた人。
大人しく見せながらも、内にはたぎる熱を抱き、勉強、修養に励もうとする向上心を持っています。
不運不幸
4画は分裂の象意を持つ画数で、人生全般に苦労が多く、努力が実りにくく、破財や病難、困難を招きやすい凶運の流れを持っています。
結果を出せない、思うようにいかない状況に、4画の内なる火種はくすぶり続け、憤懣は積り、精神的に苦しめられるでしょう。
そのはけ口が、他者に向かえば、対人トラブルとなり、家庭の縁にも恵まれず、人脈も得られず、孤独の道を歩むことになるのです。
4画が困苦運とされる大元の原因は、自身の成長や状況が阻まれる、発展しない、ままならないことへの苛立ちや焦りです。
これを打開しなければ、人生は困難なものとなり、やる気もなくし、果ては身も心も縮こまる状態=困窮を招くでしょう。
4画は、外からの負の支配を克服せねばなりません。
そのためには先ず自ら反ること、不安定な心をいかに不動なものとすることが必要です。
自分に甘く人に厳しい4画は、口先だけで行動が伴わず、信用に欠けています。
自己を先ず反省し、強い実行力をもって、真に学び、自ら修めること。
自主性、自立性を持つことが大切です。
自分に自信を持てるようになれば、自ずから平常心は生まれてくるでしょう。
また4画の困苦を取り除くのは、人の気です。
不平不満を人にぶつけてはなりません。
4画は、取り巻く状況や環境によって、美徳である奉仕の心を見返りを求める悪徳へと傾けてしまいます。
例えその時報われずとも、積み重ねた献身、奉仕は、必ず4画を救います。
持ち前の、人に尽くすという徳を大いに積むことは、周りの人からの感謝や愛を引き寄せ、巡り巡って4画の凶運を退けるということを覚えておきましょう。
吉数は、繁栄、富貴、名声、発展と人生の追い風となります。
凶数は、波乱や病難、事故や苦労を招きやすいとされ、忌み嫌われる数です。
ですが、最大の危機は最大のチャンスというように、実は、凶数は、強運(凶運)となり得るものなのです。
また、吉数という福運に胡坐をかいていては、それを十分に活かすことはできないでしょう。
人の運気は、人の心が作るものです。
吉数の人は、与えられた福徳を存分に生かし、
凶数の人は、凶運の裏にある意味を知り、勇気をもってチャレンジし、人生を切り拓いていきましょう。