不幸は願望への近道である

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苦娑婆からの開放

 

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真の願望を曇らせる我欲

 

人生には、不幸な出来事が盛りだくさんです。

今日他人事のように聞いていた不幸が、明日は我が身であるのが人生です。

 

ですが不幸は、実はそう忌み嫌われるものではありません。

何故なら、不幸は願望への近道であるからです。

 

不幸は、願望成就を妨げる原因「我欲」を消します。

我欲とは、周りに何ももたらすことのない、自分に利するだけの欲望のことです。

 

 

夢や希望は、人生の活力剤です。

ですが、いくら切に願っても夢や希望が叶わない人がいます。
そんな人の方が多いのではないでしょうか。

ずっと願いが適わない人は、一度疑って見るべきです。

本当にそれを自分が望んでいるのかを。

 

 

その願望はひょっとして「我欲」ではないのかを。

その願望が、心の奥底では本当は望んでいないものだったり、
自分の欲望だけで、他人は傷つけてもかまわないというような利己的な動機(我欲)であれば、

願望が叶うことはありません。

叶ったとしてもその結末は不幸です。

 

何故なら、偽りの願望や我欲は、あなたを本当に幸福にするものではないからです。

 

そして残念なことに、この世には、自分の願望が、偽りなのか我欲なのか、果ては自分の望みさえ分からない、人生の迷い人が多いのです。

 

そこへ、不幸が登場します

 

 

我欲を消す不幸の威力

 

不思議なことに、不幸に堕ちれば、それが苦しければ苦しいものであるほど、真の幸福が見えるようになっています。

何故なら不幸の真っ只中で苦しめば、夢や希望どころではなくなるでしょう。

見せかけの夢や我欲は、あっという間にその姿を消してしまうのです。

人生の憂き目、艱難辛苦といわれる辛く苦しい出来事は、人をこれでもかと痛めつけ、ボロボロにします。

絶望を抱き、恐怖や悲しみに苛まれ、悩み、苦しみ、追い詰められ、もはや思考も停止し、もうこんなの嫌だと虫の息でつぶやくとき、

人は、暗い谷底へと差し込む一筋の光にも似た願望を抱きます。

 

陽だまりの中にいるようなあたたかな感情とともに浮かんだ幸福のイメージ。

そのすがるように抱いた願望こそが、幸福へと繫がる真の願望なのです。

 

不幸は、あなたに真の願望を教えてくれるのです。

あなたを、真の幸せへと方向転換させるため、気づかせるために、不幸がやってくるのです。

 

真の幸福とは

あなたが人生で果たすべき本来の役割であり、心の奥底が求めているものです。

あなたが本当に幸せになれる願望は、自分だけでなく周りも幸せにします。

心の奥底(真我・魂)が望む夢や希望なら、それは飛躍的に発展し、次々と叶っていきます。

何故ならその願望は、の理に適った想い(理想)であり、
その理想にこそ、眠れる英知(潜在意識)が目覚めるからです。

 

 

不幸はいわば心の浄化のためにあるといえます。

 

忌み嫌われる不幸は、実は、真の幸福に気付くための贈り物だったのです。

 

不幸が襲ってきたら、びびらず、嘆かず、対峙せよ。

困難な状況からサインを受けとってください。

それは、真の幸福へと繫がっているのです。