願望を叶えるための戒律と技法②
先ず、脳の働きを知りましょう。
言葉はイメージを創ります。
これは脳の働きによるものです。
脳は言葉を見たり聞いたりしただけで、脳の中にある材料を集めて、その言葉に対するイメージを作り上げるのです。
「チョコレートケーキ」
「生クリームケーキ」
「モンブラン」
どうでしょう。
あなたの頭の中に、黒や白や栗色のケーキが浮かんだのではないでしょうか。
このように、言葉から願望をイメージさせることができるのです。
「裕福なあなた」
「結婚しているあなた」
「成功しているあなた」
「健康なあなた」
あなたが願望を叶えるには、願望が叶ったイメージを繰り返し、神の子(潜在意識)に強く印象付けることが必要です。
ですが、人は日常生活の中に起こる様々な出来事に対応しなければならないため、繰り返しをやめてしまいます。
だからこそ、言葉を利用するのです。
「願望を簡単な文句にまとめ、それを子守唄のように何度も何度も繰り返す」 ボードワン法
※ボードワン フランスの心理療法家
ボードワン法が、潜在意識に印象づける一番良い方法だといわれるのは、願望をイメージさせる言葉を繰り返せば、そのイメージが繰り返され、潜在意識に強く刻まれるからです。
言葉は繰り返さなければなりません。
短い言葉にしましょう。
何故なら、言葉や文字を司るのは左脳です。
左脳は、記憶容量が少なく、言葉がいっぱいになると後からの情報が上書きされ、前の情報は消されてしまいます。
ですから、願望を短い言葉にして繰り返しましょう。
繰り返されたイメージは、映像や画像などを管理する右脳に記憶されます。
右脳は、左脳と違い記憶容量が大きく、感情(神の子の声)と共にイメージを記憶できます。
記憶されるイメージ映像が増えれば増えるほど、願望の現実化へと近づくのです。
更に、言葉は悪いイメージをも払拭します。
悪いイメージは願望実現の妨げです。
悪いイメージが浮かんだら、真逆の良いイメージに切り替える言葉を使いましょう。
例:失敗するイメージ→成功したイメージ
ですが、その前に知ってください。
問題や不安や失敗や恐れなどの悪いイメージは、右脳に記憶されている膨大な過去の経験や観察から生まれます。
そのイメージの力は強大です。
良い言葉でイメージを切り替えることが難しい時には、それ自体を神の子に頼みましょう。
「私には解決できないから、(神の子に)すべて任せる」
「うまく(平和に、調和的に、円満に、)解決してね」
と言葉にするのです。
神の子に「任せる」という言葉は、あなたが思い煩い、嫌な気分になることを拒絶し、離れるイメージを作ります。
面倒な問題ごとを優秀な弁護士に任せるかのように頼んでください。
無限の叡智を持ち、解決出来ないことなどないあなたの絶対的味方、神の子に「任せる」という言葉は、幼子が親を頼るかのような安心のイメージを作り出します。
良い言葉を使うのはその後です。
「神の子に任せた」という大きな安心という後ろ盾を得てから、良い言葉を連発し、思考(イメージ)を良いものに切り替えていってください。